歯科衛生士になろうと思った理由
私が歯科衛生士を目指そうと思ったのは
実は、中学生の頃。
そんな早くに人生決めちゃっていいのかよ
って今は思う。
他になりたいなと思う職業もあった。
小さい頃から絵を描くのが好きで、
イラストレーターになりたいって思って、
高校生の頃、絵の学校のオープンキャンパスにも行った。
デザインを勉強するのもいいな…と思った。
でも、私は歯科衛生士を選んだ。
何故か。
「手に職をつけたかったかから。」
小学校低学年ぐらいの頃から
母に「手に職をつけなさい」とことあるごとに
話されていたのもあって、なんでだろうかと自分の周りの仕事に困ってる大人達を見て、
「うん。こりゃ手に職をつけておいたほうが
良さそうだ。」
と幼いながら思ってた。
だから、資格を取ろうと思った。
看護師は夜勤とかあって生活が不規則になりがちだし、体力に自信も無いし、何より人が死ぬのを間近で体験するのは私には耐えられないだろう。これは無し。
歯科医師になれるほど、勉強もできないし、
そもそもお金も6年も学校へ行く時間も無い。
(我が家はあまり裕福では無いので、できるだけ早く仕事できるようになりたかった)
これも無し。
薬剤師。数学というより算数でつまづいているので無し。頭が良ければなりたかったと今でも思う。
歯科衛生士は
歯科医院で務めるのであれば生活は規則的、
夜勤も無い、人が死なない(事故などは除く)、文系でもなれる、学校は3年制、歯科医師会の立てた学校であれば学費もかなり抑えられる。
歯科医院は全国にある、どこでも働ける。
もうこれしかないじゃん!と思った。
当時は賃金の低さを理解してなかった…残念。
とにかく、
人々の歯を守りたいとかそんな
志の高い理由では全くない。
ほんとに打算的で消去法で選んだ仕事。
でも、
学校で学んでいく中で歯科の面白さを知り、
働いていくうちにこんなに奥深い世界なのか…と歯科の仕事を楽しむようになった。
きっとどんな仕事もそうだと思う。
しかし、今はもっとお給料もらえる仕事を選べばよかった。と後悔したりもしてる。
中学生の私にもし今会いに行けるなら、
「将来の選択肢が増えるから勉強をしなさい。でないと、消去法で自分の将来を選ぶ事になるよ。とっても少ない選択肢の中から選ぶことになる。お給料も少ないよ。不満も増えていい事ない。何故今勉強するのか良く考えろ。」とか全力で説得しに行く。